zomahounの備忘録

見たものとか調べたものとか。

「文系卒インフラエンジニアの憂鬱、中途転職考えてる方は要注意」を読んで

友人の書いた、id:simajiro1001のブログを読んで色々と思うことがあるので書こうと思う。

 

www.toradescantia.com

 

ありのまま感じたままに書くので、批判的に見えるかもしれないが、あくまで感じたことなので批判とはとらえないでほしい。

項目は意図して同一のものとしているので、気になる方はid:simajiro1001の記事を読んで欲しい

 

 

IT系に就職した契機

私はid:simajiro1001と同じ大学を卒業しており、(一応?)理系枠として理系の研究室を出ている。

大学の授業に関してはIT系の勉強というより情報系の授業が多く、所謂"基本情報処理試験"を取るための授業やC,JAVAの触りの授業をメインに受講していた。

授業に関しては個人的には就職してから役に立っているものはほとんど無く、初歩の初歩を大学で学んだ程度だと感じている。

上記に関しては個人的な感想のため、人によっては凄く勉強になったと思う人もいるかもしれないが授業外で"マスタリングTCP/IP"を読んだり、VirtualBOXでサーバを建てているほうがよっぽど勉強になった。

「大学で情報系を専攻したからIT系に就職したのか」と言われるとそうではない。

父親がIT系の会社に就職していたというのもあるが、子供の頃からPCに触る機会が多く「もっとPCのことが知りたい」とか「このアプリケーションはどうやって動いているのだろう」とかが気になった延長上にIT企業があったというだけに過ぎない。

 

なぜインフラエンジニアになったのか

インフラエンジニアになろうと考えた理由としてはアプリレイヤやプログラミングがある程度分かるようになってしまって興味を失ったというのが正直な感想である。

凄くプログラムが書けるという訳では無いが言われたものに対して奇麗に書くことを意識しなければある程度のコードは書けると考えている。

上位レイヤの部分がある程度分かるようになってしまったら、今度はインフラ部分が全く分からないことに気づきインフラエンジニアになって勉強しようと考えたのがきっかけである。

id:simajiro1001

アプリ開発なんかとは違っていろんな種類のプログラミング言語を使用する感じではなさそうでしたが当時はそれでもハードルが高く思えので却下。 

とあるが、いろんな種類のプログラミング言語というのは確かに多く存在する。

Web系のベンチャーで働いていたときも案件に合わせてJSP,php,Rubyなど色々な言語に触ったがプログラミング言語など文法の仕様などが若干違うだけで新しい言語だとしてもすぐに書けるようになると思う。

確かにはてなブログを見ているといかにもそれっぽい記事をたくさん目にするので、「プログラミング = 難しいもの」というのを感じるかもしれないが、実際によく読んでみるとQitaにしてもはてなにしてもツッコミどころ満載の記事が多い。

そのいかにもさが彼に難しいという風潮がプログラミングの障壁をあげているのでは無いかと考えた。

2年たつわけだが仕事はやっていけているのか

少しはやっていけてます。

正直新卒でセールスエンジニアに配属されるとは考えていなかったので、お客様先で話すのには未だに抵抗はあるが、インフラ面での支援や仕様の決定は人並みにはできていると思う。

まだ2年目なので人によっては考慮の足りていない部分などは当然ながらあると思うが分からない単語はあまりなくなってきたし、極端な構成では無いインフラでなければ全般的には理解している。

ただ、id:simajiro1001と大きく異なる点は以下にある。

一日中座り仕事で気が滅入ることもありますが最近はブラック業界と言われたIT業界も労働時間の管理は結構厳しくなっているようで、逆にだらだら時間ばかりかけて仕事をすることを好まない風潮もあります。 

私としては社内に一日中座って構成の検討であったり検証を行っていたいのだが、彼は違うようだ。

また、残業時間においてもだらだら時間をかけて仕事をしているつもりは無いが未だに終電で帰る日もある。

じゃあ、何が憂鬱なのかと

憂鬱なことと言えば「責任と目的」である。

1つ目の責任については仕事を行ううえで切っては切れないものではあるが、お客様と話す場合には少なからずプロとして対応されるのが当然である。

「出来ると言ったものが出来ない」や「提示した金額と違う」というのはあり得ない。

その状況下で二年目として動くのはとてもプレッシャーである。

2つ目の目的については冒頭に書いた通り、私はインフラの勉強をしたくて入社をした。

その中でセールスエンジニアを行い、少しずつではあるが勉強になってはいるものの実際の構築についてはさっぱりである。

検証やSIでサーバに触る機会はあるがまだまだ勉強が足りていないのが現実である。

id:simajiro1001

一番の悩みが
「組織に馴染めない」
ことでしょうか。 

とあるが、社員側は馴染む馴染まないなどを考えている余裕は無いと思う。

確かに外部の業務委託の人は会社に馴染めていないような人を多々見受けられるが新入社員はそんなことも考える余裕も無く働いていると思う。

おそらく業務委託の人にはミッションが与えられて"この業務を行う"という名目のもと契約がされているのだろうが社員には"この業務を行う"以上のことを求められそれが評価につながるため、残業せざるを得ない状況なのだと思う。

だからといって「業務委託の人は...」などと思う人もいなく、ただ与えられているミッションが違うだけととらえている人が多いと個人的には考えた。

 

と、ここまで書いたが、ここから先は別記事にして投稿したいと思う(疲れたので。)